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神様、お願いです 僕の最初で最後の頼みを聞いてください

冬の12日の朝六時時計の針が12を指した瞬間、予めセットしていたベルが鳴る。虚ろな意識の中、「よし、計画通りだ」と呟く。しばらくボーとした後に、ハッキリした意識の中で一つだけ計画に背いた物があったと気づいた。たった一つだけ計画通りにならない…

おすそ分け

夏の暑い日、今日も町中に元気な声が響く。その声の主は、まだ小さな牧場を営む牧場主。 >おすそ分け夏の表情はコロコロ変わる。泣いたり、笑ったり、怒ったり。そんな中、今日は汗がしたたるほどの快晴。ハヤトは風にでも当たろうかと思い、どこか当…

勇気の一歩

 いつも明るい彼女は、憧れでそして好きな人だった。遠くから見つめるだけの恋だけど、いつかは話せるように。僕にも勇気が出ますように。そう、ソッと願ってる……。 勇気の一歩 「おはようっ!」明るい大きな声がルーンの…

悪戯な瞳が 好き

「カイってそういえば…」「…ん?」「夏しか居ないんじゃなかったけ?」そう言うと、悪戯っ子の微笑みを私へ向けてきた。悪戯な瞳が 好きカイは夏しか居ないことを、私は今更になってようやく気がついた。何だか自然と会話をして、毎日のように私の牧場に赴…

主人公ズ

 「やっぱりさ、割に合わない仕事だったんだよ」そう言ってピートは小さな音を立ててブドウ酒のジョッキを置いた。その様子から見るに、もうすっかり酔っているようで誰もが愛想笑いをするだけでとめようとはしなかった。こういうことがピートには…

夕暮れノイ

走れ――――――走れ―――――――――走れ、走れ、走れ――――――――――――後ろで叫んでるジジイの声なんて、届かないところまで。風を切った気がした。髪が走る方向に逆らい、流れていく。一瞬で過ぎ去る町並みも、全てが綺麗に見え、さっきまで嫌な…

聖なる教会

今日はとても素敵な日だと思った。世間ではクリスマスという聖なるイベントらしい。だけどこの町では、星夜祭ととても神秘的で美しい名前のイベントがある日でもある。聖なる教会この日、私は初めてのこのイベントに胸がワクワクして早く起きてしまった。すっ…

温かいから 好き

「ランちゃんってさ…」「ん?」「いっつも笑顔だよね」彼女は太陽よりも眩しいくらいの明るい笑顔を僕に向けた。温かいから 好きその日、凍り付くように寒い時期がやってきた。まだまだ大丈夫だと思っていたから、まだ冬着の支度を終えなく、薄い生地の服を…

I LOVE YOU

彼女の作った話は世界で一番。優しい夢へと誘う船に乗っているかのような、そんな気分にさせてくれる。LOVE YOU「マリー、こんにちは」「ピート君! こんにちは。 今日は仕事早く終わったんだね」「うん、この寒さだと作物も採れないしね。 洞窟も…